2016年6月24日金曜日

would の 話 後

Azaです。閲覧ありがとうございます。

チエミ先生の英語
前回の続き,後編です。
唸りました。天晴れ。

――――引用ここから―――
さて、wouldですが、
わたしがみなさんにご説明するときは、
時制の一つとして理解していただきます。

ワタシ流【会話文法】では、
時制は大まかに分けると6つ。。。。

現在進行形
事実形
過去から現在まで継続形
過去形
3つの未来形
Would形


としています。

Wouldは常に「If」という次元で
使うものだ
と思ってください。

If。。。という次元は、
今起きてるわけでもなく、
これから起こるわけでもなく、過去に起こったわけでもない。。
それらとは区別される

「もしこうだったら。。。」という仮定の次元です。

日本人の多くはwouldをどのように理解しているかというと、
いちばん強く紐付けされているのは「丁寧」です。

これは間違いではないのですが、なぜ丁寧か?
というところがぬけているために
「使えない」のだと思います。

飛行機でフライトアテンダントさんが
こういう風に聞いてくれます。

Would you like a drink?
Would you like something to drink?
What would you like to drink?

確かに、丁寧に聞いてくれているわけですね。
では、これが丁寧じゃないとどうなるでしょう?

①Will you like a drink?
②Do you like a drink?
でしょうか?

①は「これから先」のことを言ってるし、
②は「わたしってこうだよ」という断定であり、
ということは「コーヒーが好きかどうか」
を聞いていて、今欲しいかどうかを聞いていません。

Wouldは「If」の次元あることを思い出してください。

「もし、よろしければ」とか、
「もし私が何か飲み物を差し上げるとしたら、
何がよろしいですか?」という

ニュアンスが含まれているからですね。

なので、答えるときも
I would like a coffee please.
といいたいわけですね。
ここでは「もし、いただけるとしたら。。」の

「もし」を含んでいます。


日本語でも「コーヒーください」というより
「コーヒーいただけますか?」のほうが、
(もしできたら。。。可能なら。。)という
遠回りなニュアンスを含み、丁寧に聞こえます。

If の次元で話した方が、
ダイレクトになることを避け、
結果的に丁寧だから、
文法書では【丁寧な表現】と
説明しているわけです。


こんな例はどうでしょう。
お友達や家族と一緒に出かける予定にしていた。
とイメージしてください。
でも雨が降ってる。。。

「今日、雨降ってるから
出かけるのやめよっか?」と聞かれ、

あなたは、「そうだね、そのほうがいいね」

と言いたい。

That would be better. ですね。

これが
That is better
That will be better.
That was better.
では、時制があいませんね。

【英語は日本語よりも時制を厳密に選ぶ】という
原則を思い出しましょう~。

(もし出かけない、って決めたら
そっちのほうがよさそうだね)と
言ってるわけです。

次の例は 背景や状況を考えずに、
この文面だけで解釈すると、
どのように聞こえるでしょう?

①Do you mind living in England?
②Would you mind living in England?

どっちが丁寧?と聞かれたら、
<断定はしていない>という点で②でよいのですが、
根本的な意味がちょっと変わってきます。

①はDoと言ってるからには事実として
限定、断定できる状態であるということです。
ということは
すでに今イギリスに住んでいる人に向かって
言っていると予想
できます。

②はIfの次元で話してるので、
例えば、(もし、イギリスに転勤になったら、、、とか、
もしイギリスに住むことになったら、、、)を
意味しているので、
今はイギリスに住んでいない人への問いかけです。

例えば、会社の面接などで、
「うちの会社は海外転勤があるんだけど。。。」などのような
前置きがあるとも予想されますね。

日本語に訳すとしたら
①今、イングランドに住んでいていやですか?
②もし、イングランドに住むことになったら、いやですか?
となりますね。

なので、【丁寧】に聞きたいから。。。といって
②を今イギリスに住んでいる人に聞くと、
んん??となってしまいます。

時制があわないことになるので、
「明日いっしょにご飯食べたね」に似た違和感が生じます。

こう理解できると、
日常生活にwouldという状況は
たくさんあることに気づきます。

「えー、こんなつまんないテレビみるの?
(私だったら)観ないよ」とか、
「明日、朝、電話してもいいかな?」

のような時に
wouldは登場してくれるわけです


これが、私が<英語を話せるようになるためには、
一旦、文法書を閉じて、
【会話文法】という解釈でリセットしましょう。>と
おススメする由縁です。

――――引用ここまで―――

出典元:チエミ先生のブログ
『大人になってから
英語を話せるようになるために』
http://blog.livedoor.jp/chiemi_uk/

知らなかったし,なんとも
分かりやすって感じです。

丁寧というよりも,If の要素が
入ってる,だから丁寧な
ニュアンスにもなる。

唸りますねー

質問,意見や感想などお待ちしています。
最後まで読んでいただき,ありがとうございました。
Aza

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